9/13 民俗音楽講義①

ペーチ大学に来て初めての授業は、民俗音楽の講義でした。

英語での授業に不安もありましたが、滝口先生の補足をいただきながら必死に授業に参加しました。

授業の内容は、ハンガリーの文化の特徴からハンガリーの民俗音楽について、民俗舞踊、民俗楽器について、またこれらがどのようにして残されてきたかということについいてでした。

口頭で継承されることの多い民俗音楽は、楽譜に残されることが少なく、楽譜に残されたとしても書き換えられてしまったり、また録音技術が追いつかないこともあり、正確に残されることは難しかったそうです。しかし、バルトークやコダーイといった研究者の地道な記録のお陰で、ハンガリーの民族音楽は、現在約20万曲もの民俗音楽の記録が残されたそうです。これだけの民俗音楽を自国の人がデータとして集めていることは他の国にはなく、すごいことだと思いました。

日々混ざり合い変化してしまう文化を、なんとか残した記録の中から知り、新しいものに埋もれないように、残していくことが大切だと思いました。インターネットで調べるだけでは感じれなかったハンガリーらしさに触れることができました。

(柴田 妃菜子)

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