日活実習(映像制作A,B,C,D)は2年生以上の生徒が受講でき、2班〜4班に分かれて短編の映画を制作します。
映画制作には多くの人が携わっていて、部署というもので役割が決まっています。
監督、演出部、撮影部、照明部、録音部、編集部、スクリプター、美術部、制作部という部署があります。
2年生の春学期では先生の脚本、2年生の秋学期からは学生が作った脚本で制作を行います。
学生が制作する脚本は春学期に実施される講義「シナリオライティングⅡ」内で執筆された作品の中から選抜されます。
撮影準備期間中は制作の方法についてや、各部署に分かれて技術の研究等を行います。
撮影部であれば使用するキャメラを実際に触って機材の扱い方や撮影技法についてなどを学んでいきます。
演出部では出演してもらうキャストを選んだり、制作部では撮影する場所の申請する資料の作成等などもこの期間に行います。
各班撮影期間をずらし、1班あたり約2週間で15分程の映画を制作します。
脚本によって撮影で使用する場所は変わりますが、基本は調布市にある日活調布撮影所と城西国際大学紀尾井町キャンパスを使用します。
他にロケーション撮影(外で撮影すること)をすることもあるので、実際に使用したい場所の管理者の人とコンタクトをとって、
撮影の許可を取ることも学生で行います。
また、学校の撮影では地下にある多目的室にアパートの一室など大きなセットを自分たちで立てて、スタジオ撮影を行います。