学生証がアプリに!?何ができるのか大学の担当者にインタビューしてきました!

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こんにちは!

メディア学部ネットコンテンツチームの勝見です。
7月中旬に導入されたスマホ学生証!

※画像はイメージです

一体どんな経緯で導入することになったのか?導入により期待されるメリットは何か?スマホ学生証だとどんなことができるのか?など、気になることだらけです。そこで今回はスマホ学生証の導入の件について本学の情報推進課の担当者の相馬さんにインタビューをしてきました!


※情報センター(情報科学研究センター:https://www.jiu.ac.jp/johocenter/manual/)

勝見:スマホ学生証の導入の経緯はなんですか?

相馬さん:昨年度から情報推進課が学内のDXを推進する役割を担うことになり、学内のDXの一貫として何をするか考えておりました。そこで近年、他大学でアプリ学生証の導入が徐々に増えていることに着目し、本学でも導入を積極的に検討しようという意見があがりました。また、現在使用している学内施設への入退室のシステムの対応年数が差し迫っていることもあり、これを機に学内の入退室のシステムもまとめてしまおうという提案も出てきました。

勝見:導入にあたっての1番の目的、課題意識はなんですか?

相馬さん:学生の利便性を一番に考えました。従来のICカード型学生証は、普段からお財布やカードケースに入れて持ち運び、図書館の入館や学内施設への入退室に、わざわざ取り出してかざさないといけない煩わしさが問題だと思っていました。スマホ学生証であれば、いつも学生の皆さんが手にしている端末を使えるので、一番適しているのではないか、ということでアプリ学生証としてスマホを使用する、という形になりました。


※大学の図書館の入り口ゲート

勝見:他大学の導入例など参考にされたところはありますか?

相馬さん:昨年度、導入を考えていた時に様々なセミナーや展示会に行かせていただきました。その中で、今回導入した会社のスマホ学生証が、QRコードを使用するタイプで、本学での利用にもマッチしていると考えました。QRコードであれば、スキャンができているのかの判別がつきやすいという点や一定の間隔でQRコードが更新されるので、セキュリティ面でも安心して利用できると考えています。

勝見:アプリでどんなことができるようになるのですか?

相馬さん:現状では、図書館の入館や本の貸し出し、学内施設への入退室が基本的な使い方になっています。導入したスマホ学生証では、今後も様々な機能を追加することができます。そのため、学内のDXの進展によって、追加する機能も発展していくと思います。構想段階ではありますが、10月にオープンするeスポーツアリーナのPCの貸し出しなども、全てスマホ学生証で出来るようにしたいと考えております。

勝見:スマホ学生証を見せることで無料や割引になるサービスへの活用は、想定されているのでしょうか。

相馬さん:基本的にそのサービスを提供している会社やお店がスマホ学生証でも可能なところであれば、自由に使っていただいて構いません。本学では、現段階ではICカード型・スマホ学生証どちらも学生証として公式に使えるものとして認識しております。ただ、使えるかに関しては、各社のサービスの対応によると思います。例えば、JR東日本の定期券購入では、カード型の学生証のみの対応であり、スマホ学生証に関しては現時点では対応していないとのことですのでご注意ください。

勝見:学生をはじめとした本学関係者が利用する上で、安心して利用できるセキュリティになっているのか

相馬さん:パスワードに関しては今後ご自身で変更ができるように変えていく予定です。アプリ内で表示されるQRコードも一定時間で更新される以外にも、画面のスクリーンショットを撮ることが出来ない仕様になっているため、偽造や悪用することができないようになっているのでご安心ください。

勝見:カード型と比べてのメリットはなんですか?

相馬さん:定期券の購入や学内の試験はICカードの学生証が必要になっていますが、間もなく図書館の入館や本の貸し出しも出来るようになります(編集注:9月中に対応完了予定)。わざわざお財布から学生証を取り出さなくて済むというところも便利だと思います。

勝見:災害をはじめとした緊急時など、スマホならではの活用法とか今後検討されていくのですか?

相馬さん:今現状はJIUポータルで災害時用の連絡は取れるようになっているんですが、この電子学生証でもそうした機能を追加することが可能になっています。そのような機能を使いやすいのがJIUポータルなのかスマホ学生証なのかというところは両方の立ち位置にもよると思いますが、今後学内で検討していった後に決めていこうと考えています。

勝見:学生に対しスマホ学生証をどのように活用してもらいたいですか?

相馬さん:現時点では、基本的には入退室くらいしか使う場面がないと思いますが、まずはお財布から取り出す手間が今後なくなる便利さを実感してもらえればと思います。今後も新機能の追加を検討していおり、どんどん使いやすいものにしていくので、今のうちに慣れておいて欲しいですね。9月中旬には既存の場所の入退室が全て電子学生証に置き換わる予定なので、それまでに学生の皆さんにはアプリをインストールしておいてもらいたいです。

インタビューありがとうございました!

今回の内容をまとめると

  • 学内のDX、学内システムの交換時期の2点のタイミングが重なったことで、このタイミングでスマホ学生証の導入に至った
  • 導入することによって、学生はわざわざカードを取り出さなくて済むようになった
  • QRコードが一定時間で更新されることやスクリーンショットができない仕様で、安心して利用できる
  • 今後もスマホ学生証で出来ることが増えていくので、今のうちに慣れてほしい

という感じでしょうか!

これからの学生生活がもっと便利になると思うととても楽しみです。

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