JIU卒業作品発表会2017にて「魔女っ子ベリー」の監督である中根あおいさんにインタビューを行いました。(映像ではなく文章になります。)
詳しい作品内容やゼミについてのことも伺えましたので、ぜひご覧ください。
*高桑ゼミはどんな活動をしていますか?
2 年生では、デッサンや色彩学、Photoshop の使い方等デザインの基礎的な事を教えてもらっていましたが、3 年生からはゼミ内でチームを作りアニメーションを1 本作ります。私たちのチームは8 分くらいのアニメーションを作ったのですが、思っていた以上にアニメを作ることが大変だと痛感しました。4 年生では、3 年時での反省を活かしてさらに高度なアニメーションを制作します。私の場合は、たくさんアニメーションを作りたかったので卒業制作とは別にもう1 本作ることを決めて、今ようやくもう1 本の方が完成しようとしています。とにかく、アニメーションを作り続けるゼミですね。
*この作品の内容を教えてください
深夜にリテイク作業に追われているアニメーターの乃村と、夢の中で彼が描くキャラクター魔女っ子 ” ベリー” が登場し、魔法のステッキでドラゴンをこらしめようとしますが失敗してしまいます。ホウキに振り回されて知らない星で途方に暮れるベリーの振り向く先にいたのは… といった感じのファンタジーアニメーションです。1 分36 秒と短いアニメーションですが、1 カット1 カットこだわって作ったので思い出は多いです。
*大変だったことはありますか?
大変だったことばかりです(笑)当たり前の事なのですが、アニメーションの世界は0 から作り上げるものなのでキャラクターや背景の設定資料から、細かく決めておかないと共同作業ができないので、本当に地道な作業です。でもそのぶん、仲間と一緒に理想のシーンを作り上げた時は、一人で作り上げた時より達成感でいっぱいになります。今回この作品で得た経験を活かして、次回作に繋げていけたらいいなと思っています。
*最後に一言お願いします。
大学の仲間と作品を作り上げることは、地道でとても大変なことです。ですが、そこで経験した苦労は成長している証でもあると私は信じています。もしアニメゼミに興味をもった方いましたら、私から偉そうな事は言えませんが、視野を広げて色んなことに挑戦してもらえたらと思います。