コンプライアンスオープンセミナーと寺本ゼミの中継に密着

こんにちは!寺本ゼミ企画編集部の齋藤です。
今回は、7月4日にビジョンセンター虎ノ門 溜池山王で開催された「コンプライアンスオープンセミナー」のライブ配信に密着。
登壇者・主催者へのインタビューを通して見えてきた「コンプライアンスの本質」、そして学生による当日の中継の様子を紹介します。

画像出展:https://www.sikaku.gr.jp/co/seminar/course/

1.  コンプライアンスオープンセミナー

コンプライアンスオープンセミナーとは、サーティファイコンプライアンス委員会が主催する無料のセミナーで、毎年、夏と冬の年2回開催しており、2026年夏期開催で第45回を迎えました。

検定試験では扱いきれない最新の社会課題やコンプライアンスに関する実践的なテーマを、第一線で活躍する講師が分かりやすく解説することが、本セミナーの特徴です。

講師には、コンプライアンスやリスクマネジメントを専門とする大久保和孝さんと、企業コンプライアンスやガバナンスの分野で活躍する弁護士の郷原信郎さんが登壇し、それぞれの専門的な視点から講演を行いました。

2. 大久保和孝さん「一言で言えば脱引きこもり」

大久保さんに、「コンプライアンスを身に付けるために必要なこと」についてお話を伺いました。

大久保さんは、コンプライアンスを身に付けるためには、視野や視座を広げ、少し先の未来を見据える力を養うことが大切だと語ります。続いて、世の中の変化に敏感になり、何事にも興味や関心を持って取り組む姿勢が重要だとし、「コンプライアンスを阻害する一番の要因は無関心」だと指摘しました。

さらに、「いつも決まった人と関わるだけではなく、異分野の人と積極的に交流することで、社会における多様な価値観や常識を身に付けることができる」と説明。

盲目的に物事を受け入れ思考停止に陥ると、不祥事に巻き込まれる可能性も高まると指摘。「自分自身の考えを持ち、広い視野と視座を養ってほしい」と訴えました。

「一言で言えば『脱引きこもり』です」と述べ、「世界に打って出ていくような姿勢を持ってほしい」と、学生たちへメッセージを送りました。

3. 郷原信郎さん「コンプライアンスの本質とは」

郷原さんに、「コンプライアンスをどのように捉えるべきか」についてお話を伺いました。

郷原さんは、コンプライアンスは単なる「法令遵守」と捉える考え方には問題があると指摘します。社会や組織から求められるさまざまな要請にバランスよく応えていくことこそがコンプライアンスであると説明します。社会のニーズに応えることはもちろん、環境問題への配慮や情報セキュリティへの対応、安全の確保などもその一つです。

このように、コンプライアンスを法令遵守にとどまらない広い視点で捉えることの重要性についてお話しいただきました。

4. セミナー開催の目的

コンプライアンスオープンセミナーの担当者である、株式会社サーティファイの伊藤孝倫さんにお話を伺いました。

セミナーの目的は「変化の激しい時代だからこそ必要な『コンプライアンスの本質』をお伝えすること」。「コンプライアンスをより多くの方に、より深く理解していただくために開催を始めました。検定試験や公式テキストの提供開始を機に、学びを実務へとつなげる場として、最新の社会課題や実践的なテーマをお届けするセミナーを継続して開催している」そうです。

多くの人に向けて開かれたセミナーであり、「企業経営者や役員、コンプライアンス担当者をはじめ、人材育成や組織運営に携わる方、最新のコンプライアンス動向を学びたい方など、経営層から現場担当者まで、コンプライアンスに関わる方ならどなたでも無料でご参加いただけます」とのことです。

セミナーでは、リスクマネジメントや人材育成、社会課題への対応など、企業や組織が直面するさまざまなテーマを取り上げ、「『フルセットコンプライアンス』の視点から、実務に役立つ考え方や具体的な対応策を分かりやすくお届けしています」と話してくださいました。

5. 事前準備

制作演習の授業時間では、実際の配線図をもとに本番を想定した機材組みを行いました。
カメラや音響機材、配信用機材を接続し、中継本番と同じ環境を再現することで、機材の動作確認だけでなく、各メンバーの動きや連携についても確認しました。

6. 当日の中継

本番は、統括、ディレクター兼スイッチャー、TD(テクニカルディレクター)兼配信管理、カメラ、ミキサーの5人構成で中継を実施しました。それぞれが役割を担いながら連携し、円滑な中継を目指しました。
ディレクター兼スイッチャーは進行に合わせて映像を切り替え、TD兼配信管理は配信状況を監視し、安定した配信を支えました。カメラ担当は登壇者や会場の様子を撮影し、ミキサー担当は音声レベルを調整するなど、それぞれが役割を果たしながら中継を進行できました。

7. 統括者インタビュー

コンプライアンスオープンセミナーの中継を終え、今回のプロジェクトで統括を務めた寺本ゼミの土屋航さんに、準備から本番までを振り返ってもらいました。

城西国際大学寺本ゼミ3年土屋さん

Q.今回の中継案件全体を振り返っての感想を教えてください。

A.まずは配信を無事に終えることができて良かったです。今までとは違う立ち位置での配信だったので新鮮な気持ちの半面、統括として全体をまとめることの難しさを痛感しました。そんな中でも準備から配信が終わるまで常に先方の方や周りの仲間とのコミュニケーションを大事にして行動することができました。

Q.統括として特に苦労したことや、工夫したことを教えてください。

A.先方とのやり取りには、自分のなかで特に苦労しました。普段こういったやり取りをする機会がほとんどないため、自分なりに考えて言葉遣いであったり、誤解を生まないスムーズなやり取りを意識して準備段階から配信後まで途切れさせないようにしていました。

Q.今回の経験を通して得た学びと、今後に生かしたいことを教えてください。

A.今回の案件を通して、先方の方、講師やセミナーを視聴している人たち、周りの仲間など多くの人の力を借りることでこのセミナーを配信することができたので自分一人だけの力ではより良い配信を届けられないという学びを得ることができました。
今後も案件を受けていくなかでこの学びを忘れることなく、どんな場面においても他人とのコミュニケーションをより大切に行動していきたいです。

8. おわりに

今回のコンプライアンスオープンセミナーでは、中継業務だけでなく、担当者や登壇者へのインタビューを通して、コンプライアンスの本質や社会で求められる考え方について学ぶことができました。

また、事前準備から本番まで実際の案件に携わることで、技術力だけでなく、チームワークやコミュニケーションの重要性を実感する貴重な機会となりました。

制作演習(ネットメディアコンテンツ)では、学内での学びに加え、外部との関わりを持つことを大切にしています。企業や地域、さまざまな分野の方々との実践的な活動を通して、授業だけでは得られない経験や学びを積み重ねています。今後もこうした活動に積極的に取り組み、社会で求められる映像制作やメディア発信につなげていきたいと考えています。

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